ドメイン移行に伴って、Wordpressの採用をやめた。
Wordpress以外のツールを使ってもブログを書けるよということを布教したい。
大前提:Wordpressは非常に良いツール
変な誤解が生まれそうなので、あらかじめ断っておく。
セットアップは、さまざまなレンタルサーバーの設定ページから、ワンクリックで終了できる。
実際、私が使っていた、ロリポップでもワンクリックでWordpressのセットアップができた。
テーマも無償から有償まで、さまざま存在しているので、デザインの変更も容易。
プラグインも充実しているので、機能の追加もワンクリック。
これほど初心者に優しいツールはないと思う。
なんでWordpressから脱却したのか
「じゃあなんでお前はWordpressから脱却したんだよ」 と言われそうである。
管理が面倒くさい
一番大きな理由としては、管理が面倒くさいから。
プラグイン間の依存関係や、バージョン更新の恐怖がある。
プラグインを増やすごとに、神経がどんどん張り詰めていく。
ガジェマガのトーマスさんも、wordpressの更新で大変だったようである。
【悪質サイト判定】ブログにフィッシングリンクが埋め込まれていた話
管理画面が重いし、設定項目も多い
単純にWordpressの管理画面が重いことが小さなストレスになっていた。
さらに、設定項目が管理画面のさまざまな場所に散らばっていて一元管理ができなくてムカつく。
脆弱性が怖い
Wordpressは最も使われているContents Management System(CMS)である[1]ので、 もちろん攻撃のターゲットにされやすい。
Windows用のウイルスがMac用のそれよりも多い理由と似ている。
人が集まるところにはもちろん変な人も集まる。
ではどうしているのか
解決策:Astro + Cloudflare使う
Astroというフレームワークがあったので、それを採用した。
理由としてはさまざまあるが、主に、
- 情報が多い
- Single Page Application(SPA)ではなくMulti Page Application(MPA)
トレンド的にはSPAらしいが、ブログという形式なので、初回ロードをなるべく早くしたかったのでMPAの方が良いだろうと判断した。
これはQiitaとかZennとかに詳しい人が情報が転がしているので参照されたい。
Astroで作成したページをCloudflare Pagesでデプロイしている。
Astroを使って感じたメリット
ブログの執筆体験が良い。
極論、メモ帳アプリさえあれば書けるのでとてもパソコンの動きが軽く、快適。 Wordpressも、とても重いというわけではないが、細かな動きのラグが減ったのがストレス軽減に役立つ。
また、画像のアップロード等も記事執筆時には必要ないので、回線速度に左右されず、ネットワークが無くても最悪問題ない。(もちろん、実際のブログに反映するとき(デプロイするとき)にはネットワークがないとできない。)
さらに、デザインの融通が効く。Wordpressでもデザインの変更はできるが、Wordpress特有のクラス名だったりをリファレンスと睨めっこしながら探さなければならないので、本質的なことに時間を使えないもどかしさがあった。
Astroの場合は、純粋なCSS(もしくはSASS)を理解していれば問題ないので楽。
Astroを使って感じたデメリット
ブログ構成にある程度のWebフロントエンドの知識が要求される。
Wordpressのワンクリックに比べるとハードルが非常に高い。
そして、Amazonリンク等の管理が非常に面倒くさい。
WordpressならpochippだったりRinkerといったプラグインがある。 Product Advertising API(PAAPI)のキーがあればそれらを使って楽にリンクを貼れるが、 Astroの場合はそのようなプラグインはないので、自分で作るしかない。
私にはその技量はなかったので、YAMLで管理する羽目になっている。
需要がありそうなら、さらに詳しい話を追加したい所存。