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WordPressから脱却した理由。【Astro + Cloudflare】への移行
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長年利用してきたWordPressから、Astro と Cloudflare の構成へ移行しました。
なぜ、あれほど便利だったWordPressを手放したのか。そして、新しい環境で何を得たのか。その経緯をお話しします。
WordPressという選択肢
誤解のないように言っておくと、WordPressは素晴らしいツールです。
インストールは簡単で、テーマも豊富。さらに、欲しい機能があればプラグインですぐに追加できます。 Webの知識がなくても、誰でも簡単にWebサイトを作れる。その功績は計り知れません。
なぜ、移行を決めたのか
けれど、長く使えば使うほど、その「便利さ」が少しずつ負担になっていきました。
1. 終わらないメンテナンスコスト
最大の理由は、「管理」という名の家賃が高騰したことです。
プラグイン同士が喧嘩を始めたり、アップデートのたびにどこかが壊れたり。 「便利にするため」に入れたはずの機能が、いつしか「維持するため」の足かせになっていく。 更新ボタンを押すたびに、「どうか壊れませんように」と祈る日々。それは、私が求めていた執筆生活ではありませんでした。
2. 多機能ゆえの迷宮
管理画面を開くたびに感じる、あの独特の重さ。 どこに何があるのかわからない、複雑に入り組んだ設定項目。 多機能であることは素晴らしいけれど、シンプルに「書く」ことだけを求めていた私には、少し豪華すぎたのかもしれません。
3. 常に狙われる不安
世界で一番有名なマンションだからこそ、泥棒(攻撃者)にも狙われやすい。 セキュリティプラグインという番犬を飼い、常に窓の鍵(脆弱性情報)を確認する。 その緊張感もまた、少しずつ心を削っていきました。
新天地としての、Astro + Cloudflare
そうして私が選んだ移住先が、Astro です。
なぜAstroだったのか
それは、驚くほど「身軽」だったからです。
- 風のような速さ: 余計な荷物を持たないから、読み込みが爆速。
- ブログのための構造: コンテンツを届けることに特化した設計。
- 開拓者たちの知恵: 新しい土地だけど、先人たちの地図(技術情報)がたくさんある。
そして、この家を建てる場所として選んだのが、Cloudflare Pagesでした。
新しい生活で得たもの
書くことへの没頭 お気に入りのエディタ(VS Code)を開き、ただひたすらにMarkdownを綴る。 そこには、重たい管理画面も、複雑な設定もありません。あるのは、私と言葉だけ。 ネットが繋がらないカフェでも、飛行機の中でも、思考を止めるものは何もないのです。
自由な建築 決まった間取り(テーマ)はありません。 HTMLとCSSという建材を使って、自分の好きなように部屋をデザインできる。 その自由さは、かつて忘れていた「つくる喜び」を思い出させてくれました。
もちろん、不便もある
自分の手で道を作る ここは荒野です。WordPressのような「ワンクリック」の魔法はありません。 ある程度のWeb知識というサバイバル術が必要です。
道具は自分で作る Amazonの商品リンクひとつとっても、プラグインが勝手にやってくれるわけじゃない。 自分で仕組みを考え、実装する。 (私は今、YAMLファイルで商品情報を管理するという、自分だけの道具を作って楽しんでいます)
旅の終わりに
WordPressは、誰でも簡単に始められる素晴らしい「住まい」です。 でも、もしあなたがその維持管理に疲れ、もっとシンプルで、もっと自由な「隠れ家」を求めているのなら。
Astroという選択肢は、きっと新しい風を吹き込んでくれるはずです。 少しの手間と引き換えに手に入れたこの軽やかさを、私はとても気に入っています。